概況　欧州の超心理学研究（書きかけ）

　21世紀初頭の欧州は、英国を中心に超心理学の研究室・講義が色々な大学で行われている。特に近年目立つのは、エジンバラ大学ケストラー超心理学講座で博士号を取得した者が、その後、各大学で超心理学の研究室を持ったり、講義を受け持つようになったことである。2012年現在、英国内だけで10以上の大学に超心理学の研究室・講義がある。また、英国の高校の心理学課程の選択科目に特異心理学 anomalistic psychology が組み込まれることになったことから、将来、特異心理学の側面からサイ現象を扱う研究も盛んになると予想される。

英国で超心理学の研究室・講義のある大学
ブリストル大学、デルビー大学、コヴェントリー大学、エジンバラ大学、クイーン・マーガレット大学、グリンウィチ大学、ハートフォードシャー大学、ランカシャー大学、ランカスター大学、リバプール大学、ロンドン大学、ノーザンプトン大学、ヨーク大学など。

　欧州で超心理学研究の盛んなのは英国だが、ドイツ、フランス、アイルランド、ノルウェー、イタリア、オランダなども盛んである。、

参考文献

  1. 小久保秀之：ブラジルでの第7回サイ会議（ISLIS共催）および21世紀初頭の特異現象研究の傾向. Journal of International Society of Life Information Science, 30(1): 41-48, 2012.
  2. Luke D: Psi research and anomalistic psychology in the UK. Proceedings of 7th Psi Meeting, 202-205, 2011.
  3. Cardena E, Lynn SJ and Krippner S eds: Varieties of Anomalous Experience: Examining the Scientific Evidence. American Psychological Association, 2000.

H. Kokubo, 2012